![]() 花のイメージ以外の何かを見付けだそうと、そのための色メガネ(フィルター)を試作するのに、いろいろと試行錯誤をくり返し苦労しています。ここで最近やっと見付けたのが画像-11です。これは最も良く知られているマンデルブロー集合(「華厳経の風景」のエピソード12「彼岸/マンデルブロー集合」を参照)のある一領域の近傍で見付けたもので、「マンデルブロー高原の夏」と命名します。 今まで電脳で花のイメージを生み出すときは、あらかじめ虹の七色を電脳に適当な順番で設定したものを用います。そしてほとんどの場合、電脳がこの順番で配色しても、特に花のイメージとしては違和感はなく、このまま採用していました。 しかし今回のような風景では、これは無理で、配色に関しては私の作為が加えられています。すなわち、近景の樹木は緑色の濃淡と黄色の七色、中・遠景の樹木と山、そして空を含めて七色の計十四色で、それらしい雰囲気に合わせて配色しています。 #
by nichi_getu
| 2007-08-05 22:58
| 新しい趣味の創作
今年のほぼ一年間は、「華厳経の風景」のほうに興味が集中してしまい、「新しい趣味の創作」のほうはおろそかになってしまいました。この結果「華厳経の風景」はどうにか八分通り見通しがつきました。 そこで今後は「新しい趣味の創作」のほうを少しでも進展させるための新たな計画を立て、進めていきたいと思います。 そもそも最初の計画では、そう簡単には花を見つけることはできないと思っていましたのが、意外にも容易に電脳から次から次へと花が生まれてしまい、少し調子を狂わした感があります。即ち最初に計画していた、「いけ花」や「俳句」の観点からの考察がほとんどできませんでした。見つけた花を単に数多く羅列しても、あまり意味がありません。 そこで初心にかえって、着実に歩みながら進めていこうと思います。まずは電脳から生まれた花をもう少し有効に生かす方法を考えます。そのためには、茎・枝や葉を添えて、完全な花にしたいものです。こうすると花はより引き立ちますし、花材として花器に生けることも可能です。これは「自然の美」を電脳空間から生み出すための初期の作業でもあるのです。 ここで茎・枝や葉もフラクタルとして電脳から生み出さないとおもしろくありません。そこで今後はしばらくの間、花を生み出すのはやめて、茎・枝や葉を電脳で生み出すことを考えます。これには二つの手法があり、今までの花と同様、枝振(えだぶ)りや葉振(はぶ)りのよい枝や葉を電脳の数学的領域から手探りで見つける方法と、フラクタルの技術として種々の植物の分岐パターンなどの既に検討されている手法を利用することです。 まずはこれら二つの手法を平行して進めていく予定です。 #
by nichi_getu
| 2006-12-04 12:05
| 新しい趣味の創作
![]() 花の幻想 単純な式の定数をわずかに変化させるだけで、 電脳の画面は千変万化の様相を呈し、 時として花の幻想が浮かび上がります。これは初期値のわずかな違いが、 演算の無限の繰り返しの過程でどんどん拡大し、予想もできない複雑な変容を生み出すのです。あたかも蝶の羽ばたきによって、 一面のお花畑が出現するカオスの世界の不思議です。 #
by NICHI_GETU
| 2006-03-31 11:31
| 採取した草花
![]() つれづれなるままに電脳がつくり出すカオスの世界をさまよって、まる6年になりますが、この神秘的世界はいまだ五里霧中です。進めば進むほど新しい風景が展開し、いつも「何でこんな画像が生まれるの?」の連続で、今年も終わりそうです。 #
by nichi_getu
| 2005-12-27 17:21
| 採取した草花
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